過去の記憶や経験と向き合うのってちょっと痛い、けど心地よい。そんな写真展「Self harm」が開催中です。
ファッションを中心に雑誌や広告で活躍する写真家・岩本幸一郎氏の2年ぶりとなる写真展が、代官山ALにて開催中です。「Self harm」と題された今作で写し出されているのは、彼の過去の追憶をモチーフに自身の深部に眠っていた記憶や経験、感情の機微との再会。当時(過去の、ある地点)の景色を写したフィルムシートに傷をつけることで、彼自身のその時の心情が写真というかたちになり表現されています。naomi paris tokyoが本展に合わせて制作したという新作音源が流れる会場へ、心地よい痛みをのぞきに行ってみては?
岩本幸一郎 写真展「Self harm」
会期:2021年3月25日(木)~4月7日(水)
開場時間:12:00-19:00(最終日は17:00まで)
会期中無休
入場料無料(イベントは別途チャージ)
会場:AL 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
岩本幸一郎|写真家
1992年、福岡県生まれの写真家。2015年から平間写真館TOKYOでインターンをしたのち、文化出版局写真部を経て2018年に独立。2020年よりKiKi inc.に所属。デジタルは勿論、フィルムでのアナログ撮影を得意とし、ポートレイトやファッションを中心に、類のない表現で活躍している。代表作に、2019年に発表した「isolation」や、同じく2019年に森山未來らと手がけたインスタレーション&パフォーマンス「VERTIGO」など。
https://www.instagram.com/iwamoto_koichiro/
naomi paris tokyo
jan and naomiのnaomiのソロ名義。jan and naomiは2012年結成後デュオとして活動開始し、2014年に1stシングル『A Portrait of the Artist as a Young Man/time』のリリースを皮切りに、2016年にはフジロックフェスティバルに出演。ファッションショー、教会、アートスペースなどでライブを行い、国内のみならず、アジア圏でのツアーを成功させるなど、彼らの音楽に寄り添う独自のパフォーマンスを切り開いている。2020年5月20日、janとnaomiがそれぞれプロデュースをしたアルバム『YES』と『Neutrino』を同時発表した。naomi paris tokyo名義では、2020年12月に1st EP”21SS”を発表。
https://www.instagram.com/naomi_paris_tokyo/