6名のフォトグラファーが「写真の町」東川町でグループ展を開催。それぞれが写し出す「自然」「文化」「人」とは?
1985年に「写真の町宣言」を発表して以来「写す、残す、伝える」心を大切にし、写真文化の発 展に貢献し続けてきた北海道東川町。そんな写真の町で、いまを代表する6名のフォトグラファーが東川町で撮り下ろした作品撮り作品を展示する『6STORIES -東川町を写した写真家たち-』が、5月末から開催されます。
6名のフォトグラファーは東川町で何を感じ、何を捉えたのでしょうか? その一部を少しだけご紹介します。
©Osamu Yokonami
横浪 修
自然とともに生きる、色とりどりな町内農家のポートレートを展示。瑞々しい「家族と作物と風景」に胸を打たれます。
©Masumi Ishida
石田 真澄
女優の夏帆さんを被写体に、清涼感ただよう晩夏の東川町での小旅行を記録。自然の中で溢れ出す少女のようなきらめきを光のなかに収めた写真たちに、惹きつけられずにはいられません。
©Takako Noel
Takako Noel
Love and Peaceをコンセプトに活動するTakako Noelさんは、美しい花々や紅葉の中に佇む少女たちを撮影。特別な休日をテーマにしたドリーミーな世界観が、東川町の悠々とした空気感に溶け込んでいます。
©Kazuhiro Fujita
藤田 一浩
“もうひとつの卒業アルバム”をテーマに、現地の高校三年生たちを撮影。シンプルな構図でありながら、被写体の内面を写し出すような表情を捉えた写真にハッとさせられます。(胸ポケットのウルトラマンが気になる…)
©Yoshinori Mizutani
水谷 吉法
静謐な雪山で、光あふれる瞬間を捉えた写真を展示。つま先から冷えてくるような寒々とした空気の中に佇む、生命の力強さがひしひしと伝わってきます。
©Kotori Kawashima
川島 小鳥
モデルのKeigo Okazakiさんを被写体にしたフォトストーリーを展開。窓の外の銀世界を尻目に毛布にくるまる感覚を想起させるような、暖かみのある写真です。
ちなみに、企画制作に携わっているスタイリストの山本マナさんは北海道ご出身。Takako Noelさんと石田真澄さんの作品のスタイリングを担当しているそうなので、そこにも注目です。
写真を通じて「自然」「文化」「人」を繋ぐ東川町で行われる、ここでしか撮れない一瞬を切り取った作品の展示。恵まれた大地の季節の流れを感じられること間違いなしです!都会の喧騒から離れて、ぜひ直接たしかめてみてください。
日程:2021年5月29日(土)~6月22日(土)
時間:10:00~17:00(会期中無休)
場所:東川町文化ギャラリー
住所:〒071-1423 北海道上川郡東川町東町1-19-8
電話:0166-82-4700
時間:10:00~17:00(会期中無休)
観覧料:500円
主催:写真文化首都 北海道「写真の町」東川町
企画制作:東川町写真の町課
RCKT / Rocket Company*
山本マナ
協力:東川町民のみなさま