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ディテールの再現度高っ! ディズニー最新作で注目すべきはキャラクターのファッションです。
2021.11.29 Mon

ディテールの再現度高っ! ディズニー最新作で注目すべきはキャラクターのファッションです。

『ズートピア』や『塔の上のラプンツェル』のディズニーが贈る最新作『ミラベルと魔法だらけの家』が現在公開中です。魔法の力に包まれた不思議な家に暮らすマドリガル家。家族全員が家から与えられた“魔法の才能(ギフト)”を持つなかで、主人公である少女ミラベルだけ何の魔法も使えなかった。ある日、彼女は家に大きな亀裂があることに気づき、それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。残された希望は、魔法のギフトを持たないミラベルただひとり。なぜ、彼女だけ魔法が使えないのか? そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは…? と、ストーリーはざっくりこんな感じ。

映像の美しさはもちろん、ディズニーならではのハッピーで心躍るストーリーはいまこそ観たい一作。

さて今回注目したいのは衣装、かわいいんですよ。舞台であるコロンビアの伝統衣装を取り入れ、色彩豊かなドレスだったり、レースっぽいブラウスだったりが、本当に売ってそうなくらい再現度が高いんです。

デザインを手掛けたロレレイ・ボーヴは「本作には、多様なキャラクターが出てくるわ。アート部は、みんなのキャラクターを色ではっきりと分けて、誰が誰なのかを観客が目で見て着いていきやすいようにしようと決めたの。例えば、厳しさと優しさを兼ね備える祖母・アブエラの衣装は1900年代の伝統的で保守的な感じ。彼女がつけている刺繍やレースの図像はキャンドルの炎や蝶で、魔法が創造された瞬間を象徴するものなの。また、蝶はコロンビアのシンボルでもあるのよ。」と、衣装制作における裏話を語っています。

主人公ミラベルの衣装については、「コロンビアの伝統的な服を参考にしたわ。私たちは衣装や家のデザインに手作りの雰囲気を出すことを意識したの。ミラベルの服の刺繡も、楽しいデザインだけれど完璧なものではないのよ。」と、作品やキャラクターにリアリティを持たせるための方法についてもコメントを残していて、そう聞くと余計にどんな仕上がりかが気になってきませんか?

映画を観るとき、ただストーリーだけを追いかけるんじゃなくて映像に関わる音楽やファッション、そこに紐づくカルチャーがあることを感じながら、言葉に表せない空気感的なものをよりリアルに受け取ることがおもしろかったりしますよね。本作にもそんな要素が潜んでいるので、劇場で観ようとしてる方はぜひ一緒に注目してみてください!
 
 

『ミラベルと魔法だらけの家』

(2021/アメリカ/149分)

監督:バイロン・ハワード
出演:エマ・ストーン、エマ・トンプソン、ジョエル・フライ他
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
全国ロードショー
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