挑発的かつ洗練された世界観を表現する次世代のためのブランドでありメディアでもある〈リチャードソン（Richardson）〉。世界的アーティストとのコラボレーションを続々と発表し常に話題が絶えないなか、今シーズンに彼らがタッグを組んだのは、東京とNYを代表する世界的フォトグラファーの2人。森山大道と建築屋空港写真を撮影するC.テイラー・クロサーズで、それぞれの名作品をプリントしたTシャツを発売中とのこと。

森山大道の作品は東京の地下鉄で偶然通りかかった警察の安全ポスターを撮影した「Smash-Up from Accident 」をブラックとホワイトのボディにプリント。C.テイラー・クロサーズは、『ジョーカー』などの作品で有名なトッド・フィリップス監督と共に、ニューヨーク州北部の大学生の「ヘイジング」と呼ばれる儀式を撮影。これは大学の新入生に屈辱的な芸をさせてあざけると言うもので、絵的にもかなりパンチが効いています。そこにどんなメッセージ性があるのかを考える以前に、両者のフォトジャーナリズムの持つ熱量が見事にファッションに落とし込まれ、どちらもパワフルなアイテムに仕上がっています。

その他にも、今回のコレクションでは〈リチャードソン〉とのコラボレーションでもお馴染みのZINE「Fuck This Life」の発行人であるウィアード・デイブとのコラボTシャツも発売。さらにアメリカ合衆国最大規模の銃器メーカーの「スミス&ウェッソン」とコラボレーションした手錠がラインナップしていたりとTシャツ以外のアイテムにも注目です。手錠を実際になにに使うかは、あなた次第…♡

またコレクションのローンチに合わせて、新しい「Richardzine」VOL.7も発売中。「Biker Wallet Archive」と題したこのZINEは、バイカーの持ち物に焦点を当てており、まさにウォレットのようなカバーをまとい50部限定で、すでに販売スタートしているそうなので、気になる方はお早めにお見逃しのないように。