名古屋ウィメンズマラソン 2023現地レポート! PLAZAが女性のためにサポートできることとは。
世界最大の女子マラソンとしてのギネス世界記録を持つ「名古屋ウィメンズマラソン」。ガールフイナムからは須田アンナちゃん、HIBARIちゃん、Putamiちゃんが参加することになり、事前の練習模様から当日完走するまでを追った記事を随時公開しています。この記事にともない、ガールフイナムスタッフも2名ほど参加することになり、これは一大事だということでそれ以外のスタッフ全員で現地まで応援しに行きました!
スタートでもありゴールでもあった「バンテリンドームナゴヤ」と名古屋の街全体を巻き込んだ大きなイベントで、着いた瞬間から観客の私たちも刺激を受けるくらいの熱気が…!
女性が主役になる公式大会ということで、EXPOに出展しているブランドや、大会運営面もかなり手厚いサポートが行き渡っているように感じました。とくに関心したのはトイレマップの存在です。
ご覧いただくとお分かりのように、ハートマークのあるところにはなんと生理用ナプキンが常備されているんです。しかも〈PLAZA〉が販売している100%コットンの生理用ナプキン! ただ備え置かれているだけでなく肌にも優しいものだから尚更うれしさも倍増なんじゃないでしょうか。「名古屋5局合同プロジェクト SDGs実践中」ブースではガチャで当たると生理用ナプキンがもらえるイベントもありました。
この生理用ナプキン〈The Week〉を開発した〈PLAZA〉のメンバーの方に会えまして、お話を聞くことができました。左からバイヤーの櫻井璃沙さん、販促課の中村優希さん、アシスタントバイヤーの長澤千夏さん、アトレ恵比寿店次長の向田奈月さん、そして宣伝課の中村楓さん。なんと長澤さんは今回のフルマラソンにも出場! 現地で行ったショートインタビューをお届けします。
ーそもそもまず、100%コットンは女性にとってどんないいことがあるのでしょうか?
中村(優希)(以下、敬称略):製品を手がけている「第一衛材」からいただいたお答えでは、石油由来の合成繊維がコットンに代わることで、肌に合わなかった方にとってより心地よさが増したようです。天然繊維のコットンを使用してるので吸湿性もよくて、ムレにくかったりもします。中心が空洞のような構造で夏は通気性がよく、冬は羽毛布団のような暖かさもあり生理用品ならではのヒヤッと感も改善しました。
ー生理用品を作ってみようと思ったきっかけは?
向田:〈PLAZA〉にはかわいいものがたくさんあるけど、そもそもかわいいものを楽しむためには自分自身が健康でないと本当に楽しいお買い物を体験できないと思っていて。そういう心身ともに健康でいるために私たちで何ができるかを考えたときに、お客さまも私たちの職場も女性が多いという背景からナプキンを作ってみようということになりました。
中村(優希):コロナ禍の影響は大きかったと思います。
ーフェムテックアイテムにおいて、海外と日本での違いはありますか?
中村(優希):海外ではピルを飲むことが主流だったりもしますよね。
長澤:イギリスにリサーチで行ったときはナプキンがかわいいデザインの巾着に梱包されて売られていて。パッケージのかわいさだけじゃなくて、詰め替えれば繰り返し使えるところもエコの観点から素晴らしいなと思いました。
櫻井:タンポンが主流な国もありますし、国によって使うものの文化や背景が違うんですよ。
ー日本で最新のフェムテックを取り入れることはまだハードルが高いことかもしれませんが、その第一歩として〈The Week〉を完成させることだったりしましたか?
中村(優希):海外では自分の体調に合ったものを使ってる人が多いのに、日本は母親が使っているものと同じものを使っている人が多いというアンケート結果があるんですよ。母は生理痛が軽いけど娘は重いってことも全然あると思うので、そういうときに同じ生理用品を使わずに、もっと自分の体調に合ったものを正しく選択できるようになってほしいと思っています。
ー今回「名古屋ウィメンズマラソン」をサポートしようと思った理由はなんでしょうか?
長澤:フルマラソンを何度か走っていて感じたのは、沿道の人の応援ってものすごいパワーになるんですよ。ひとりじゃないってことがマラソンを通じて感じることができたので、私たちもそんなサポートを日常でも届けていきたいと考えました。そこでまずは本大会で協賛させていただくことになりました。
ーマラソン中に生理だとものすごく不安な気持ちになりますよね。
長澤:女性がメインになる「名古屋ウィメンズマラソン」では制限時間が長かったりもするので、普段走らない方もチャレンジしやすい大会でもあるんです。そのせっかくの機会なのに、当日生理になったことで出場を諦めないといけない人がいるとしたらもったいないので、ナプキンが常設されていることで少しでもその不安や諦めてしまう気持ちをなくせるかもしれないなと。
中村(優希):いままではハーフ以降にしか常設されていなかったんですが、今回かなり交渉してもっと序盤から置いてもらうようにしました。ハーフにたどり着く前にすでに2〜3時間経過してしまったらそれこそ大変なので。
ー最後に今後の展望について教えてください。
向田:〈PLAZA〉のアプリ会員様のアンケート調査では、せっかく作ったナプキンがまだまだ知られていないことがわかったので、今回の「名古屋ウィメンズマラソン」をきっかけに多くの方に知ってもらえたらと思ってます。
中村(楓):年齢問わず、幅広い方に使ってもらいたいです。
櫻井:友達ともシェアできるくらいかわいいパッケージですし、支え合いのきっかけになれたらうれしいです。
向田:実際にギフトとしてご購入いただく方もいらっしゃったのは、とてもうれしかったです! まさか生理用ナプキンがギフトになる日が来るなんて!
開発メンバーの皆さんがお揃いで着用していたTシャツをスナップ。非売品とのことですが、デザインがかわいくて欲しくなりました(笑)。ポジティブなマインドで生理を前向きに乗り越えられる〈PLAZA〉のプロジェクト「Nice to meet me!」。今後の展開も気になります!
Nice to meet me!
https://www.plazastyle.com/nicetomeetme/