STEP 1:日常への刺激を求めて参加を決意。
「名古屋ウィメンズマラソン」はゴールまでの制限時間は7時間と長めの設定なので、ランビギナーでも参加しやすいのが最大の魅力ですが、とはいえ初挑戦では想像もつかない42.195kmという距離。 オファーが来たときの正直な気持ちは?
アンナ:私、実はE-girls時代に「名古屋ウィメンズマラソン」のテーマソングを歌ったことがあって。そのときは応援する側だったから、今回はランナーとしてお話をいただけたことがうれしくて即決でした!
そんな繋がりがあったんですね。
アンナ:強いて言うなら、ダンスをやってたときから2年間くらいのブランクがあるから、体力戻せるかな?っていう心配はありますね。でもがんばりたい気持ちのほうがいまは強いかな!
HIBARI:ヒエー! 即決はすごい。おいらは最初ゴリゴリに悩んだな〜。もともと走るのは苦手だったし、いまでもできる限り走らないで生活したいけど。でもちょうど最近、なにかにストイックにがんばることってかっこいいなって思って筋トレをちょっとずつ始めてて。フルマラソンも自分になにかを課すにはいい機会だなと思い挑戦を決めました。
PUTAMI:みんな名古屋に引き寄せられてるね! 私は最近登山にハマってるくらいで運動はとくにしてなかったんですけど、あるときふと思い立って走り始めた3日目くらいに、ちょうど走るのって気持ちいかもって思ってたら連絡が来てびっくりしたんだよね。
HIBARI:え、たまたま?
PUTAMI:めっちゃたまたま! なんで知ってくれたんだろう、テレパシー? ちょっと前の自分だったら多分断ってただろうな(笑)。
偶然と気合いが重なって集まった3人…! これから共に走り抜けるチームとして運命を感じますね。
STEP 2:42.195kmへの不安と気合い。
いまは走る楽しさと不安、どっちが大きい?
HIBARI:断然不安が勝ってる! おいらは不安が本当にいっぱいあって、でもその感情が強いからこそ逆に楽しみにもなってきたかも。
なんだかんだポジティブ!(笑) ちなみにその不安はなにに対して?
HIBARI:体力面で。せっかくの機会だし走り切りたい気持ちもありすぎて、完走できなかったらどうしようって心配ですね。
アンナ:未知の世界すぎて、私も体力が追いつくか不安かも。初めての経験だしモチベーションは十分にあるんだけど、気持ちだけが先走ってケガしないかなとか。
HIBARI:体が壊れちゃったら元も子もないもんね。前にテレビでマラソン選手が大会前日にお刺身を食べたせいでお腹を下しちゃって走れなかった話を聞いて「怖ー! 」って震えたよ。
アンナ:うわ〜 それ最悪だね。
HIBARI:だからマラソン前夜のごはんでナマモノ系はやめとこう…!
PUTAMI:私は、いま思い浮かぶイメージがまだ「本当にもうしんどくていまにも倒れそう〜」みたいな自分で。写真とかも全部苦しい表情してるんだろうなってもう心配。いまはまだ10kmしか走ってないけど、その4倍かって思うと… 脇腹も痛くなるんだろうな〜。走り慣れてる人でもキツイもんですかね?
今回はマラソン有識者のアドバイスももらえればと思い、箱根駅伝出場経験もある黒川コーチに来てもらいました! 早速ですがコーチ、その辺はどうなのでしょうか?
コーチ:自分の限界を越えようと全力を出せば誰でもキツイですよ。自分の無理のないペースを保てれば大丈夫だと思います。
HIBARI:目標タイムに合わせてプレイリストとか作りたいよね。そしたら絶対がんばれる!
PUTAMI:必要だね!
コーチ:ペース配分的にいうと、最初はゆっくりめな曲から始めて、徐々にBPMを上げていくといいですよ。
HIBARI:なるほど! 最初からスピードを上げすぎるのはよくないですもんね。後「EDMきたからもう終盤だ! 」とかゴールまでの指標になりそう。
逆にいま、走ることに対して楽しみにしてることはありますか?
HIBARI:苦手なことに挑戦すること自体がひさしぶりだから、それにワクワクしてる!
確かに、社会人になってから自分の限界を越えようなんて思ったの、最後はいつだっけ? みたいな。
PUTAMI:私も一年前に舞台に出てたけど、それからなににも挑戦できてないなって思ってたタイミングだったから「これはもうやるしかない! 」って気合いスイッチが入った。
アンナ:私は走り切ったらどういう気持ちになるんだろう?って、それが楽しみです。
フルマラソンを走り切ったあとの自分は、ちょっと変わってると思う?
PUTAMI:絶対変わると思う。体も締まりそうだし、自分にもっと自信がつきそう! それに期待してます。
STEP 3:食事、練習、トイレは!?
気になるあれこれ。
準備段階で、それぞれ気になってることはありますか?
HIBARI:トレーニング中ってやっぱりラーメンとかは食べない方がいいんですか? 麺よりもお米の方がいいって聞いて。実はおいら、麺が大好きでこの後もすぐ食べたいくらいなんですけど、でもいまはできる限り気をつけてお米に代えてます。
コーチ:いや、好きなものを食べていいんじゃないですか? それよりも栄養の偏りがないように気をつけてください。糖質(米やパン、麺)、タンパク質(魚と肉)、脂質(油)のなかで、どの食材がそのカテゴリーで、っていうのがわかって食べていればOKです。
アンナ:一日のバランスが大事なんですね。フルマラソンを終える頃にはヘルシーな食事習慣が身につきそう!
PUTAMI:私は走った後と筋トレの後はプロテインを飲んでます。いまはコンビニでも買えるからね。こないだ一本買ったら一本ついてくるキャンペーンしてたよ。
HIBARI:その連絡くれたよね!(笑)運動したあとは吸収率が上がるって聞いたから、プロテインを飲まなきゃもったいないんだってね。
HIBARI:後、水をよく飲む癖をつけた! だけど走ってるときの給水のタイミングがいまいちわからなくて。5〜6時間走ってたらトイレにも行きたくなるからあまり飲まない方がいいのか、でも脱水症状にもなりたくないし…。どうすればいいんですか?
アンナ:確かに気になる! トイレってあるんですか?
コーチ:トイレはありますが、数に限りがあるので行列ができますね。
HIBARI:え! お祭りみたい。
コーチ:並んでると2〜3分ロスしてしまうので、タイムを気にしている人や3〜4時間で走り切れる人はできれば行かない方がいいんですけど。初挑戦のみなさんみたいに5〜6時間をかけて走る予定の人は我慢せずに寄っておくといいですよ。その方が切り替えられるので。
アンナ:水以外で、栄養補助食品とかも持ってた方がいいんですか?
コーチ:高濃度ジェルをパンツのポケットに入れておくといいかもしれないですね。
アンナ:昔、ライブのときに飲んでたなー! あれがあるだけで体力がだいぶ変わるんだよね。
PUTAMI:それは気になる!
アンナ:ウイダーインゼリーの細い版みたいな感じ。
コーチ:飲むなら本番で急に飲むのではなく、練習のときから飲んでおくといいですよ。
HIBARI:確かに! 走りながらジェルをうまく飲む練習もしておきたいかもね。
コーチ:あとは食事のほかに、怪我をしないためにも練習と、その前後にはストレッチの時間をとってくださいね。
フルマラソンを走ると決めてから、いままでの練習でみなさん最長でどれくらい走りましたか?
HIBARI:おいらは7km。
アンナ:私は10km。
PUTAMI:同じく10km!
本番までにどれくらいは走っておかなきゃいけない、っていう目安はあるんですか?
コーチ:本番に近い距離までは走れた方がよくて。目安は月に100kmから200kmの間、つまり7kmランを週3〜4回ほど走れたら、完走は間違いないと思います!
それぞれいまはどれくらいのペースで走ってますか?
PUTAMI:2〜3日に一回走ってます。で、一回走るごとに1kmずつ足していってます。
HIBARI:すご!
PUTAMI:でもペースがまだ追いつかないからもっとがんばらないと。
練習を重ねてきて、みなさん体に変化はありましたか?
HIBARI:めっちゃ体力ついたなって思います。はじめて走ったときは3分でも「死ぬほどキツい! こんなんで42.195kmなんて無理」って思ったけど、いまはちょっとずつ走れるようになって、なんかいけそうなイメージがついてきた気がする。
PUTAMI:やればやるだけ距離は伸ばしていけるし、ペースも保ててるからちょっと自信が沸くよねみ。
アンナ:うん、練習すればするほど走るのが気持ちいいって感じてきてるかも!
STEP 4:完走を目指す相棒、シューズ&ウェア。
HIBARI:そういえば、今回〈ニューバランス〉のランニングシューズを初めて履いて、もっちもちのフワッフワでびっくりした! 歩きやすさで言ったら〈ニューバランス〉だよねって友達と話してたんだけど、ランニングシューズはもっとすごいの。ぽよんぽよんって前に進むから、履き始めて3分くらいはずっと勝手に跳ねてるんじゃないかって思ってた(笑)。
コーチ:みんなが履いているのがフレッシュフォームというクッショニングモデルなのですが、アンナさんの「860」は 内側への倒れ込みを抑える機能があり安定感がバツグンです。HIBARIさんの「EVOZ」が膝や腰への負担が不安という人にお勧めの一足、Putamiさんの「1080」はロッカー構造になっていて着地から蹴り出しまでスムーズに行え、前に進みやすい仕組みになっています。
PUTAMI:だからか! 走っててどんどん前に進んでいくと思ったよ。
前に〈ニューバランス〉は矯正靴から始まったと聞きましたが、それにも関係が?
コーチ:はい。1906年にボストンで矯正靴の製造メーカーとして誕生して、社名は履いた人に”新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらすことに由来するそうですよ。
ちなみに今日アンナちゃんが履いてたシューズとウェア、そしてPUTAMIちゃんが着ていたウェアは「名古屋ウィメンズマラソン」限定アイテムなんですって。
アンナ:そうなんだ、シューレースのグラデーションカラーがかわいくて気に入ってたー!
PUTAMI:お花のモチーフもめっちゃかわいいね。
シューズとウェアのほかに、キャップやポーチなど小物アイテムも販売されるそうで、それもまた大会が人気な理由のひとつなんですって!
アンナ:身につけるアイテムって大事ですよね、それでモチベーションも上がるし。
HIBARI:おいらはキャップが気になってる! 朝から走るなら絶対いるよね。
あとお楽しみポイントでいうとよく耳にするのが、完走するとゴールしたらイケメンが〈ティファニー〉のアクセサリーを手渡してくれるって…。
アンナ:どういうこと!?(笑)
PUTAMI:なにそれ、楽しみ! 絶対完走しよう!
STEP 5:目標を語り合おう!
アンナ:まずは完走したいっていう目標とともに、その瞬間を楽しめたらいいな! 初めての経験だし、こうやって応援していただいたり、あとは名古屋自体も盛り上がってると思うので空間ごと楽しみたい。
PUTAMI:間違いない、かっこいいね!
HIBARI:おいらは、自分がなにか苦しいことを乗り越えることによって自信がつけばいいな。あとは、それを見てくれた誰かも「チャレンジしたい! 」て思ってもらえたらいいな。マラソンじゃなくても前向きに頑張るハッピーマインドを、ちょっとでもシェアできたらなと思います。
PUTAMI:素晴らしい! 私はもう言うことなし、2人に全部共感です。確かに最近インスタグラムでも「私も走ってます」とかDM来てて! そういうのはめっちゃ嬉しいよね。
HIBARI:おいらも「HIBARIちゃんと同じ時間に走りました」って報告してくれた子がいた! ひとりで走ってる時間がどこかの誰かと共有できているんだなって思うとがんばれる。
PUTAMI:こんなに走るのが楽しいって知らなかったから、いまはまだ楽しい段階なんだけど、でもやっていったら走るの苦手って思ってる人も楽しめるかもよって思って。
コーチ:ちゃんと練習してたら、当日感動すると思う。
アンナ:達成感を味わいたい! 過去にフルマラソンを経験した人が、練習しないで行くと「もっと走っておけばよかった〜」って後悔するよって言ってた。
PUTAMI:わー、感動したいな!
走れば走るだけ伸びるから目標も高まるし、どんどん極めたくなりそうですね。
PUTAMI:ハマれたらいいな! 「もう二度とやりたくない」って思わないように、練習はもっとがんばりたいね。
この3人とならがんばれそうな気がします!
HIBARI:支え合える仲間がいるのはデカイ!
アンナ:今日話してたら、不安が溶けてきた気がするね。
PUTAMI:みんなハッピーマインドで心地いいし最高。
それでは、最後に掛け声を…
「名古屋ウィメンズマラソン」、みんなで絶対完走するぞ〜!
アンナ:おー!
HIBARI:おー!
PUTAMI:おー!