ガールフイナムでもGIRLS’ CINEMA CLUBなる映画連載がスタートしましたし、この秋は映画館で観たい作品がたくさん公開されるので、どれも欠かさずチェックしたいところです。

なかでも、11月9日に公開される『生きてるだけで、愛。』は必見。いま個性派女優として注目を集めている女優の趣里が主演を務めるほか、共演に菅田将暉、田中哲司、西田尚美、松重豊、石橋静河、織田梨沙、仲里依紗など実力俳優が集結し、早くも話題を集めています。

これが長編映画デビュー作となる監督の関根光才は、ストーリーの儚さ、熱い愛の美しさを表現すべく、あえてフィルムの質感にこだわって16mmカメラで撮影したのだそう。

その関根監督が、本作の撮影現場で自ら撮り下ろしたモノクロ写真を特別に公開します！ 寧子と津奈木が住むアパートや、寧子のバイト先、寧子と津奈木が歩く夜道などを舞台に、雰囲気たっぷりのモノクロで、主演の趣里や共演の菅田将暉、織田梨沙らの撮影中のふとした表情をおさえています。

ちなみに関根監督は現場で「ぬるっとした、みんながあまり意気込みすぎないような雰囲気づくり」を意識したのだそう。そのおかげでキャスト全員が肩の力を抜いて自然体のまま挑むことができ、センシティブな感情の動きを描くことができた大作が誕生したのです。

愛することにも愛されることにも不器用で、関係が成就する前に自ら壊してしまような寧子。他人と距離を保つことで、傷つきも傷つけもしないけれどすべてをあきらめているような男。完全に破綻して見える2人が一緒にいるのは、歪な自分を受け止めてくれる相手がお互いに必要だったから。

写真からもそんなストーリーの世界観が伝わってきますが、2人の関係性の行方や物語の全貌が気になる方は映画館でぜひチェックしてみてください！