© Legaspi by Rick Owens, Rizzoli New York, 2019

これまで世界中の名だたるアーティストやファッションブランドに関する書籍を手がけてきたニューヨークの名門出版社「リッゾーリ（Rizzoli）」より、ファッションデザイナー、リック・オウエンスに関するビジュアルブック2冊が9月初頭に発売されます。

1冊目はリック・オウエンス本人がレジェンドとして敬愛し、彼の2019年秋冬のコレクションのインスピレーション源ともなった70年代のデザイナー、ラリー・レガスピの人生と作品を探求した『LEGASPI』。 レガスピは当時では最先端だった未来宇宙的ルックの生みの親であり、キッス、ジョージ・クリントン、パーリアメントといった時代を象徴するミュージシャンたちに衣装を提供したまさに伝説的な存在。 しかしデザイナーやキュレーターとしての偉業はこれまであまり語られることはなく、この本のなかで彼のこれまでのアーカイブと共に初めてその全貌が解き明かされるのです。しかもリック自らが筆を取ったということで、どんなことが語られているのかすでに気になって仕方がありません！

© Rick Owens Photographed by Danielle Levitt by Rick Owens, Rizzoli New York, 2019

２冊目は過去10年間のリック・オウエンスのコレクションを捉えてきたダニエル・レヴィットによる写真集です。 1994年のブランド創設以来、挑発的で反逆的なスタイルで世界のファッションに変化を生んできた彼の作品のなかでも、もっとも力強いルックを全200ページ、カラーおよび白黒写真150点分も収めているんだとか。 こちらもかなり濃ゆい1冊となっております。

これらは2019年9月頭より「RICK OWENS TOKYO」そして全国の輸入書籍取扱店舗にて同時発売。 発売日まで首を長くして待ちつつ、これを機に過去のビジュアルブックも読み返してみるのはどうでしょうか？