日本の着物の帯からインスピレーションを受けたと言われる〈アクネ ストゥディオズ（Acne Studios）〉の「Musubi」シリーズ。ねじれた結び目を表現したデザインは、いまではブランドのシグネチャーにもなっています。100％リアルカウレザーを使用して、イタリアでつくられているバッグは、マキシ、ミディ、ミニ、マイクロと4種類のサイズ展開。2022年の春夏コレクションではマイクロトートバッグとショルダーバッグの2種類が新たに登場しました。

そんな「Musubi」シリーズにフォーカスしたキャンペーンが先日スタート。アメリカのフォトグラファー、タリア・チェトリットとのコラボレーションによる官能的なイメージが、ブランドがストックホルムに立ち上げたアトリエ「フロラガタン13」にて展示されます。

タリア・チェトリットは、被写体との絶妙な距離感でセンシュアルなムードを表現する写真家。そんな彼女が今回のコラボレーションにあたって被写体として選んだのは、男性ダンサーの身体でした。〈アクネ ストゥディオズ〉はディレクションに関与せず、バッグをタリアの元へ郵送しただけ。今回のイメージは完全に写真家のアイデアのみでできているというので、アートピースとしての完成度の高さにも納得です。

写っているのは人物の裸体であるにもかかわらず、そこにいやらしさはまったくなく静物としての人体構造のきれいさを感じさせる写真。そこには「Musubi」シリーズのデザインに落とし込まれているねじれの美が表現されています。ブランドの「美」を追求するアティチュードが反映された本キャンペーンは、ニューヨーク、ロサンゼルス、マイアミ、ロンドン、ミラノ、ベルリンで屋外にプリントされているそう。旅行中の方はぜひ実物を目の当たりにしてみてください！