真っ黒の背景に、押しつぶされたシルバーの缶がびっしりと並んステージが印象的だった、〈クレージュ（COURREGES）〉の2022年秋冬コレクション。それをオマージュしたキャンペーンビジュアルが公開されました。

クリエイティブディレクターであるニコラス・デ・フェリーチェの「祝祭と自由の精神」が、モデルの佇まい、表情の細かいところにまで表現された静かながらも強烈なイメージ。よく見ると手にはあの缶が！ ちなみに3月に発表されたコレクションは、1973年に車の廃品置き場を舞台にしたコレクションに紐付けた演出になっているんだそう。

撮影を手掛けたのは、世界的に有名な写真家で映画監督のデヴィッド・シムズ。モデルにはロリ・バイアやベルギーを代表するモデルのアンヌ=カトリーヌ・ラクロワが起用されました。また、デヴィッド・シムズの娘であるスティービー・シムズも参加し、今回はじめて父親による撮影を経験したのだとか。

　
目を引くのはダイナミックでありながらも繊細にカッティングされたミニドレスやジャケットなど〈クレージュ〉といえば！ なアイテム。今年はビジュアルのようなオールブラックでのスタイリングも流行りそう。

〈クレージュ〉が示すエネルギッシュで破壊的な世界観とデザインから、この先も目が離せません。