ぽっかりと開いた穴と床に敷き詰められた砂。その会場でミュールを片手にウォーキングしていたモデルがまるで大きな砂時計のなかにいるように感じられた2023年春夏コレクションの〈クレージュ（COURREGES）〉。その最新ヴィジュアルが到着しました。

前回に引き続きデヴィッド・シムズが手掛け、彼のシグネチャーである白をバックグラウンドにシューティング。モデルの背後には“夕焼け”が寄り添うように表れ、それがまるで空想上の友達のように感じられます。海辺の夕暮れ時に訪れるエモーショナルな瞬間が繊細に描かれている今回のヴィジュアルは、クリエイティブディレクターであるニコラス・デ・フェリーチェがレディ・トゥ・ウェアの定番であるビーチカルチャーの典型をアップデートさせたものを具現化しているんだとか。

今季はサメの背ビレのようなシルエットの「シャークバッグ」や、ヴィジュアルにもあるようなダイバースーツ感あるぷっくりとしたジャケットなど、海にまつわるアイテムがかなり印象的で気になるところ。そんな暖かでさわやかな海風を感じられる新シーズンのムードをいち早く体感してみては。