ヨランダ・ゾーベルを迎えた新生Courrègesが向き合ったのは、“未来”ではなく“現代”。
2018.10.5 Fri
ヨランダ・ゾーベルを迎えた新生Courrègesが向き合ったのは、“未来”ではなく“現代”。
新アーティスティックディレクターに就任したヨランダ・ゾーベルが初めて手腕を振るった〈クレージュ(Courrèges)〉2019年春夏コレクション。パリにある工事中の店舗で行われた本コレクションは、“The Future Is Behind You”をテーマに、いま生きている時代に向けたグローバルなメッセージを表現しています。
1960年代のデビュー当初、自由と民主的な未来を表していたプラスチックや表面に加工を施したビニール生地はブランドを象徴する素材でした。しかし、ヨランダは未来に焦がれる前に、プラスティックで溢れている現代にこそ向き合えと訴えているのです。
そこで、“プラスティックの終わり”を掲げ、〈クレージュ〉は今後プラスティックの製造をストップ。リブ編みニットやコットン地を多く用いた、ポストプラスティック、ポストスポーティなスタイルを新たに確率しました! また、本コレクションに際して一新されたブランドロゴは、伝説的なグラフィックデザイナーのピーター・サビエルが手がけたのだそう。
ペールトーンなシースルー生地やフラワーパターンが随所で用いていて、軽やかな印象。老舗メゾンである〈クレージュ〉が、色褪せることなく日々進化していく様子は引き続き要チェックです。
Courrèges
courreges.com