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臨時編集部員・モーガン茉愛羅の海外修業記!
臨時編集部員・モーガン茉愛羅の海外修業記!

Aim more heights.

臨時編集部員・モーガン茉愛羅の海外修業記!

2019.03.14

「写真の勉強をしに、ちょっと海外行こうと思うんですよ」と
モーガン茉愛羅ちゃんが話していたのは、どこぞやのイベントで偶然会った昨年末のこと。
たしかに最近は個展を開いたりブランドのヴィジュアルを撮影したり、
フォトグラファーとしての活動も目立っている彼女が、本気でその道を歩むことを考え始めたのか!?
感性に更なる磨きをかけるため、年明けから約1ヶ月半かけてパリ、ロンドン、ニューヨークへ足を運び、
各地のクリエイションに触れてきた模様を、
彼女自身が撮影した写真とともにレポートしていただきます! vol.1はパリ編。

Photo_Mala Morgan

パリ修業を終えて。

人生初めてのパリ、7泊8日。私が見て感じたパリを少しばかりお話しさせて頂こうと思います。どうぞお付き合いくださいませ。

今回1ヶ月半の長旅のなかで写真の勉強をしています。piczoさんという写真家の方のアシスタントを一週間させて頂きました。パリコレの裏側へ潜入したり、アシスタントとして行ったはずが急遽モデルとして参加させていただいたり、氷点下の極寒のなかの撮影、イエローキャップのデモ行進へ参加しながらの撮影。

日本ではなかなか見れない撮影の数々でした。アシスタントとして付かせていただいて、piczoさんは撮影するまでのストーリーをすごく大事にする人なんだと思いました。

撮影の前にはスタイリストや作り手の人のそれに対する“思い”を聞きに必ず足を運んでいた。モデルという立場で参加しているときはそのシーンを見る事は出来なかった。それを知り、撮影ひとつひとつに魂がこもっているんだと思った。

モデルはその最後のエッセンスだと。でもその一振りが味の決め手でもある。もしかしたら思ったよりしょっぱくなってしまうかもしれないし、思ったより甘くなったら意外とそっちの方が良かったり。

撮る側として、写真を撮るときに宿る”何か”を忘れたくないと思った。

それは撮った自分への歴史かもしれないし、自分自身とまた別の人のパワーが共にひとつのところへ向かう事ができたときの力かもしれない。

何か確信的なものはまだ分からないけど、無くてはいけないもの。

それを改めて感じてから、写真に対する思いがもっと強くなりました。