88curate

select shop | day 3

4 & 5F, 46, Seorae-ro, Seocho-gu, Seoul
everyday, 13pm-19pm

ショップが位置するのは、“Little France(ソウルの中の小さなフランス)”と呼ばれているエリア。

引っ越したのは5年前。賑わいの流入を狙うというよりも、服にゆっくりと向き合える場所を探していたところ、完成間近だったこの建物にたどり着いた。高級ヴィラが立ち並ぶ住宅街。質の高いベーカリーやデザートショップも多い。

“長く見ても飽きることのない、空間と服を扱うこと”に重きを置く「88curate」は今年で8年目。韓国市場ではなかなか出会えない提案をしたい、とご夫婦は言っていた。

そのためのセレクトは、架空の人物像を思い描いて、その人だったら何を着るか?どう着るか? を想像しながら。異なるブランドを自分たちの視点で「88curate」1シーズンのコレクションとして見せる。

そうきけば、そのなかにジャパンブランドが多くピックされていることがいっそううれしい。

ほかに気になるブランドを聞いてみた。
まず〈SANEH〉。今年スタートしたスモールブランドだけど込められたストーリーが深く、好奇心を刺激してくれるから。
もうひとつは〈ABELIA EDOWARD GOUCHA〉。日本のブランド。

ほほえみを絶やさないふたりが目をキラキラとさせながら話してくれる。陽の光あふれる店内で、彼らの友人による豆で淹れたコーヒーを味わいながら。

和やかな雑談のなか、あと数時間後には帰りの便に乗るんだと伝えると、残念そうにしたあと時間と空腹の心配をしてくれた。おすすめのレストランにアテンドしてくれようとしたみたいだった。

ショップを出てからも、タクシーに全員が乗り込むまでふたりそろって見送ってくれた。

翌日には、CHLOEさんから丁寧なメッセージが来た。定型文でない、全員に、ひとりひとりに宛てたことがわかる文章だった。

帰国してからも、こんなに心があたたまるだなんて。

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