お店の人に少し話をきこうと声をかけたら、
「もっと日本語がうまいひとがいるよ!」と。
全然お上手なのに、と思うや否や、彼女がキッチンから引っ張ってきてくれたのは日本人パティシエの方。
混んでいる最中、ほんとうに快く対応、というより会話してくれた。
「MAA.」のファンは、若い女の子たちだけじゃない。
家族連れや老夫婦がまったりと憩う様子も見られた。
「とにかく常連が多い」ときいて、アクセスが良くなかろうと、SNSをやっていなかろうと人が集まる、それはローカルも。このエリアにおける“癒しの場所”なのだなあと思った。
それは見た目だけでないスイーツの味や、日本人の彼女が韓国に来てからずっとこのお店で働いていること、そして彼女の温かさ、ハキハキとお店の魅力を話す様子をとっても、納得できる気がした。
ホクホクとした気持ちで歩く夜道、立ち並ぶショップの、ムードいっぱいなガラス張りの窓から、幸せそうに食事をしている人たちをたくさんを見た。
「素敵なショップが増えて、それがエリアごと“今ホットな場所”と呼ばれるようになってきた。」とまるで地元を喜ぶように話していた日本人の彼女の言葉を思い出す。また来たい。