Semolina
Club

restaurant | day 1

59, Sinheung-ro,
Yongsan-gu, Seoul
closed on Wed, 2pm-10:30pm

少々シャイなオーナーは今年30歳。店内は満席で、「5人で予約が取れたのはラッキーだったよ」と言われた。

外から白く光る看板を見つけて、オレンジ色の店内に入る。ポップな色彩と音楽とに満ちていて、思ったとおり楽しげに、歓迎してくれた。

いたるところに手書きのアートなんかもあって。ちょっとダイナミックな作風に見られるメンズぽさ、になんだか好感。

もちろん料理は美味しい。メニューはシンプルで、前菜にサラダ、温菜にフライ、メインにステーキ、パスタ、リゾット。

どれもクラシックなイタリア料理にこだわっているとのこと。具体的には、カルボナーラにはクリームを入れない。(卵とチーズで作るのが本場流みたい。)
シーフードとチーズは一緒に使わない。

そしてとにかく注文してから料理が出てくるまでが早かった。
おかげでテーブルにはずらりと出来立てのお皿が並ぶ、まさに幸せな景色。乾杯の1杯目で、空腹に正直に、いろんなメニューを味わえた。
そこもまた男めし、ぽくていい。

席をたつとき、たくさんのお礼を込めて「美味しかった!」と連呼する私たちに、オリジナルソックスを配ってくれた。

忙しいディナーのタイミング、こぢんまりとした店内で5人が立ち上がるだけでなんだかワサワサとしてしまう気がして、足早に気持ちよく退店を、と思っていたら。

「お土産に」と、ひとりひとりに手渡ししてくれた。
美味しくて、うれしいディナー。
タクシーを待つ間、初冬のソウルの寒さを忘れられたひととき。

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