GIRL HOUYHNHNMGirls Just Want To Have Fun!
上映映画をもっと知りたい! 語りたい倶楽部。#5『ボヘミアン・ラプソディ』
上映映画をもっと知りたい! 語りたい倶楽部。#5『ボヘミアン・ラプソディ』

GIRLS’ CINEMA CLUB

上映映画をもっと知りたい! 語りたい倶楽部。
#5『ボヘミアン・ラプソディ』

2018.11.09

いま私たちが映画館で観るべき上映作品を、本音100%でレビューする週イチ映画連載。
今週はクイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』です。
誰もが一度以上は耳にしたことのある数々の名曲誕生の瞬間が、鮮明に蘇る!

Text_Kyoko Endo

クイーン世代じゃないあなたが、この映画を観るべき3つの理由。

クイーンの最盛期はフレディが亡くなる1991年までと言われます。それでもあなたがこの映画を観るべき第1の理由は、音楽そのものの素晴らしさ。もしあなたがクイーンを知らなくても「この曲もあの曲もこのバンド? 」と驚くはず。常に実験的な音づくりで後進への影響も大きく、レディー・ガガさえクイーンの曲から名前をもらっているのです。

2つめは完璧に時代を再現していること。メンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーが製作に関わっているので正確。『ウィ・ウィル・ロック・ユー』のイントロ誕生シーンがバズってますが『ボヘミアン・ラプソディ』の多重録音シーンもあり一緒にスタジオにいるような楽しさです。ファッションも素敵。

3つめは、これが愛に不器用な青年の物語だということ。フレディは結婚後にゲイだと気づき最大の理解者と別れ、独占欲の強い恋人にバンドからも切り離されてしまう。「金で幸せは買えないけど与えることはできる」とパーティに明け暮れても虚しさから逃れられない、成功者の孤独が胸を打ちます。

この映画を観たら、このバンドと同時代に生まれたかったと思うかもしれません。唯一無二のロックのレガシーを受けとってほしいです。

『ボヘミアン・ラプソディ』

(2018/アメリカ・イギリス/135分)

監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン
配給:20世紀フォックス映画
11月9日(金)より全国ロードショー
© 2018 Twentieth Century Fox

about this Movie

音楽好きな彼や友だちを唸らせられる度

★★★★★

天才の数奇な人生への驚愕度

★★★★☆

サントラが買いたくなる度

★★★★★

PROFILE

遠藤 京子

東京都出身。出版社を退社後、フリーのライター、編集者に。『EYESCREAM』『RiCE』『SENSE』に寄稿。