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BUDXが沸した3日間。Mura Masaも来たんだから!
BUDXが沸した3日間。Mura Masaも来たんだから!

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BUDXが沸した3日間。Mura Masaも来たんだから!

2019.09.11

3日間で述べ3000人以上も動員した「バドワイザー(Budweiser)」主催イベント「BUDXTOKYO」。
新興住宅が次々と建ち並ぶ晴海という場所で、これほど一気に音楽好きが集ったことがあったでしょうか!
って叫びたくもなるくらい会場はあのビールを片手にしたひとたちが揺れに揺れてました。
実は今回のイベントでDJをするためだけに来日をしたMura Masaにもインタビューを敢行してます!
レポートの後半で読めるので、どうか最後まで離脱しないでくださいね。

“BE A KING”をメッセージとした、世界規模のクロスカルチャーイベント。

これまでパリ、ムンバイ、ホーチミン、ラゴスで開催され、世界中にクラブミュージックのアッツアツの直火熱をそのまま届けてくれるクロスカルチャーイベントが「BUDX」。イギリスのクラブカルチャーメディア『mixmag』とタッグを組み、TroyBoi、MaceoPlex、Busy P、Kevin Saundersonといったクラブカルチャーを最前線でリードする面々がヘッドライナーを務めてきました。クロスカルチャーというからには掛け合わせたことのない文化との組み合わせの妙、その化学反応的コラボレーションの魅力を最大限に体感できるのがこのイベントのチャームポイントなんですが、今回開催された「BUDXTOKYO」もまさにそれをフルに盛り込んだ内容となっていたのでした。まず、3日間のDJラインナップ。初日はMura MasaとANARCHY、WILYWNKA、Leon Fanourakisという絶妙なミクスチャー感。まず、ここでしか叶うことのできない組み合わせが実現されていました。最終日には石野卓球さんもいたんですよ!

イベントのためだけに来日を果たした、Mura Masaにショートインタビューを敢行しました!

ーようこそ! 東京はこれまでもライブで何度か来てますよね?
Mura Masa:ありがとう。今回で3回目?の来日になるのかな。ごめん、昨日着いたばかりでまだ時差ボケが…。
ーロングフライトでしたもんね。どこか遊びに行けました?
Mura Masa:銀座で寿司を食べて、渋谷で少し買い物をしたよ。「タワーレコード」にも行ったな。
ーいま東京でいちばん行ってみたいところは?
Mura Masa:やっぱり渋谷かな。正直あまりお店とかは詳しくないんだけど、日本へ来ると行きたくなるところだね。
ー渋谷なら、何かクラブイベントにも行きました?
Mura Masa:残念だけどまだ。そこまで自由時間がなくてね。行ってみたいんだけどチャンスが無いんだ。
ーMura Masaを構成する5枚のアルバムを教えてください。
Mura Masa:Spotifyをチェックするからちょっと待って…。Bon lver『i,i』、Aphex Twin『Selected Ambient Works Volume Ⅱ』、Talking Heads『Remain In Light』、Vampire Weekend『Vampire Weekend』、とMount Kimbie『Blue Train Lines』かな。
ーMura Masaって名前もそうだし、よくタイトルに日本語を使うけど、日本語がどんな風に聞こえたり感じたりするのか教えてください。私たちはその意味を知っているけど、なぜピックアップしたのかが気になってました。
Mura Masa:小さいときから日本の文化に触れる機会が多くて、そのときから日本語のサウンドがどこかおもしろいなと思ってたんだ。
ーそれは日本のアニメとかをテレビで観て?
Mura Masa:そうだね。あとポケモンやニンテンドーのゲームをしていたんだ。小さいとき夢中になってやっていたから、言葉の意味は分からなくても何となく自分と距離が近いものだなって。僕はイギリスの小さな島で育ってきたのに、なぜかこうして遥か遠くの土地のものに親近感を覚えていて、その感覚自体がおもしろく思えたんだ。
ーちなみに、いちばん好きなポケモンは?
Mura Masa:コダック。いつも頭を抱えているところが好き。
ーライブでは、ギター、ピアノ、そして木琴など多くの楽器を使っていたけど、何個の楽器を演奏できるのでしょうか?
Mura Masa:4、5個かな? ギター、ドラム、ベース、キーボード、ピアノ、そして少しだけ木琴も。全部を極められたとは思ってないんだけど、一応演奏はできるって感じかな。
ーもっと演奏できる楽器を増やしていきたい?
Mura Masa:うん。いつかサックスも吹けるようになりたいな。
ーファーストアルバムでジャケ写、MVなど多くのアートワークを共に手がけたYoni Lapinという人物について教えてください。
Mura Masa:ひひ。本当にそうだよね。彼はカナダのディレクターなんだけどロンドンに住んでいて、もともと古い友達だったんだ。
ーへえ。彼が手がけた『What If I Go? 』のMVがリリースされた当時、東京のユースたちが夢中になって観てたんですよ!
Mura Masa:そうなんだ! それは嬉しいね。彼は僕の音楽のムード汲み取ってアートワーク全体のなかでとてもよく表現してくれたと思ってるよ!
ーいまセカンドアルバムも制作中だと聞きましたが、仕上がりのほどは? 前作からどう変化していったのでしょうか?
Mura Masa:もう完成目前なんだ。前よりもっとギターサウンドを強めてみたよ。さっきの5枚のアルバムをみてもらったらわかると思うんだけど、僕の音楽的ルーツはエレクトロではなくロックで、これからはもっとパンクな曲を本当はやりたい。最近はClairoとも曲を作ってみたんだけどね。あとは…もうちょっとコラボ曲もやる。おっと、誰とか言いそうになったけどまだリークできないんだ(笑)。
ー(笑)。気になるけど、聴ける日が来るまで楽しみにしてますね。
Mura Masa:そうしてもらえると!
ー言われて気がついたけど、もともとエレクトロミュージックが多かったなかで、なぜルーツがロックで、やりたい音楽はパンクになるんでしょう?
Mura Masa:実はもともとバンドを組んでいて、そのときからギターをずっと弾いてたんだ。だからルーツはロックって言ったように、もう十分エレクトロミュージックには取り組んできたから今度はもっと自分の核となる音楽に向き合ってみようと思ってね。
ー名だたるミュージシャンとコラボしてきた現在でも、 “ベッドルームプロデューサー”と呼ばれているように制作スタイルを変えずにいるそうですが、そんなMura Masaはこれからどう変化していきたい?
Mura Masa:いまも家で作っているんだけど、もっとバンドらしい音になっていけたらいいな。自分のバンドを持ってもっとギターを弾きたい!
ーいつかMura Masaのパンクバンドが見れるってこと?
Mura Masa:そういうこと!(笑)
BUDXTOKYO
www.budweiser.jp