m-floと鈴木真海子、ナイスグルーヴな3人。


m-floと鈴木真海子、
ナイスグルーヴな3人。
2025.04.11
m-floの“lovesプロジェクト”に
chelmicoの鈴木真海子さんが参加して、
新曲『Judgement?』をリリース。
コラボのきっかけやファッションについて、
それぞれの気分転換の方法など、
普段はなかなか聞けない話にも注目です!
Photo: Hidetoshi Narita
Text: Akiko Maeda
Edit: Shunta Suzuki
- ―まず、今回の新曲『Judgement?』で鈴木さんとコラボレーションすることになったきっかけを教えてください。
- VERBAL:新曲ではラヴァーズロックをやりたいという話になり、そのときに☆Takuと「真海子ちゃんに頼むのがいいんじゃないかな」と話し合ってお願いしました。
- ―鈴木さんはおふたりからお話をいただいたとき、どうでしたか?
- 鈴木:5年前にchelmicoでご一緒させていただいたんですけど、今回はソロで呼んでいただいてもう一度うれしかったです。前回のコラボのあともライブで共演したり、ラジオで☆Takuさんと一緒に出させてもらったりしたので、ちょこちょこお会いしていたので、久しぶりの再会! という感じでもなかったですよね(笑)。
- ☆Taku:そうね(笑)。今回のコラボもめちゃくちゃ楽しかったよね。



- ―制作期間中に大変だったことはありますか?
- 鈴木:ないです(笑)! わたしもラヴァーズロックがやりたかったので楽しみすぎて早く書きたいっていう感じだったので、生みの苦しみみたいのもなかったですね。
- VERBAL:僕は逆に“生みの苦しみの塊”…。いつも苦しみ続けてる(笑)。でも今回は割と流れに身をまかせた感じでできていった感じですね。
- ☆Taku:今回はスウィートで毒がある楽曲にしたいっていうコンセプトでやりはじめたよね。
- 鈴木:そうですね。最初にスウィートなメロディーで歌いたいっていうのがありつつも、ギャップを出すためにちょっと毒っぽくてトゲのあるリリックを書きたいねっていうところからスタートして。普段のわたしがあまり出してない“怒り”をあえて忍ばせました(笑)
- ―ODDJOBさんが手掛けたMVもレトロな雰囲気で素敵でしたね。
- ☆Taku:今回は僕らからは特にリクエストを出してなくて、ODDJOBさんのアイデアをもとに進めていった感じですね。
- VERBAL:そうだね。僕らもなんだかんだ25年やってきているので、バイブスをわかってくれる人たちとコラボレートしたいっていうのがあったんだよね。プライベートでの絡みはあるんだけど、仕事したことは意外となくて、今回初仕事。ちなみにシンゴさんは僕に週1でMIX音源を送ってくるんですよ、「僕のプレイリストです」って(笑)。 あと、ついこないだはライブレポがきたり。
- ☆Taku:めちゃくちゃ仲良いじゃん。


- ―『Judgement?』は、自分らしさを問いかける楽曲でしたが、みなさんにとって自分らしいスタイルはどんなファッションでしょうか?
- 鈴木:わたしは動きやすい服が好きですね。軽くてポケットがいっぱいある服で、ゆるい服装が割と多いですね。あとはシアー素材のアイテムも好きです。涼しいですし(笑)。
- VERBAL:僕もポケットいっぱい派ですね。この歳になるといろいろなファッションを何周もして、すごく奇抜な格好をしていたときもあるし、なんか面倒くさくてずっと同じ格好をしたりとかする時期もあって。ただ、ユーティリティ高い服を選ぶようにしていて。生活するときのユニフォームになるものがいいというか。
- ☆Taku:奇抜な格好しまくっているVERBALが機能性の話をするのはおもしろいね(笑)。
- VERBAL:そうね。“奇抜でもポケット”だね。あとさ、流行は巡るって言うけど、さすがに一生着ないでしょうっていう服はできるだけ手放していて。僕の今年の抱負は断捨離だから。ただ、この間スーツが欲しいから探しに行こうとしたんだけど、ちょっと待てよと思って、一応クローゼットをチェックしてみたらめっちゃスーツあるじゃんってなって(笑)。しかも全部黒くてパッと見、全部一緒。しかもすごく変な形でもう着れないじゃん、みたいなのばっかりで(笑)。
- ―意外にも機能性重視の意見が多いですが、☆Takuさんはいかがですか?
- ☆Taku:僕は着ていて楽な服が好きだから、昔からユニフォームはスウェットですね。材質と肌触りと着心地の快適さが重要。ファッションをがんばりすぎると集中できないし。でもそれなりにちゃんとして見えるものを選びたいから、キレイめのスウェットを見かけたらゲットしちゃいますね。

- ―4月に入って新生活を迎えたり、いろいろなことに挑戦したりするシーンが多くなるシーズンだと思うんですが、そんなときに気分を上げる、自分なりのスイッチ方法はありますか?
- VERBAL:さっき断捨離の話をしましたが、さすがに捨てはしないけどアート作品も間引いていて。昔はたくさん飾るのが好きだったんだけど最近は少しスッキリさせているんです。そしたら朝起きてコーヒーを淹れてるときに、この部屋めっちゃキレイだな〜素敵〜ってちょっとピースな気持ちになれる(笑)。観葉植物も置いたりして、部屋全体の気を良くするっていうのにハマってます。
- 鈴木:わ! すごい素敵〜! ただ、それを一発目に出されると困りますね(笑)。
- ☆Taku:いやー、めっちゃやりづらいなー(笑)。
- VERBAL:☆Takuの部屋もめっちゃ居心地いいじゃん。ご飯も作ってくれるし。それはグッドバイブスだよ。
- ☆Taku:朝からコーヒーを淹れるって素敵だね。やってみようかな。僕のスイッチ方法は買い物ですね。特にストレス溜まると買い物しがち。たまに必要じゃないものを買っちゃったり、音楽機材を衝動買いしちゃったり。で、せっかく買ったしなにか作らなきゃ、と自分を追い詰めてスイッチを入れる。大物の家具も買っちゃったから仕事をがんばるしかないなって(笑)。そうやって追い詰めて…いや、気分を上げていく。
- 鈴木:わたしは最近、無理やり朝早めに起きて朝活しています。今まではめっちゃ寝る人だったんですよ。でも長く寝すぎて逆に体がだるくなってきちゃったので、朝、友達とコーヒーを飲みながら散歩するようにしたら、調子が良くなってきたんですよ。健康的だし、頭も働くようになって。スイッチが入るし、やる気も出ます。

- ―では最後に、みなさんの今年の活動について教えてください。
- VERBAL:今年は引き続き25周年イヤーということでライブが増えると思います。あと、僕はようやく曲作りのスイッチが入ってきて。少し前はもうサビまくってたんですけど、最近は曲を作るのがすごい楽しくてスラスラと曲が出ていて。エンジンかかってきてます。
- ☆Taku:そうだね、VERBALはノッてきてるよね。もっともっといい音楽作りたいよね。
- 鈴木:今回の曲も仕上がるのがすごい早かったですもんね。あ、chelmicoでもソロでもガンガンライブやっていくんで、よろしくお願いします!
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